高架鉄道建設に反対!当該地区住民・商店主らがデモ
都市高速鉄道(MRT)の第1期工事区間で高架鉄道建設予定地の南ジャカルタのファトマワティ通りで5月3日、立ち退きや騒音を懸念する地元の商店主や住民が建設反対デモを行った。このデモは同日、ジャカルタ特別州のジョコ・ウィドド(ジョコウィ)知事が、MRT建設開始に正式にゴーサインを出したことを受け、当該地区の住民らが「高架鉄道反対、地下鉄賛成」を掲げ行ったもので、デモ隊は約600人に膨れ上がった。
デモ隊が主張する反対理由は①街路樹撤去で景観が悪化する②車幅拡大で歩道がなくなり、ワルン(屋台)やカキリマ(移動式屋台)の営業場所が確保できなくなる③高架下に不法居住者が集まり、治安悪化につながる④騒音で高齢者や子供の生活に悪影響が出る-などを挙げている。ファトマワティ通りはMRTの第1期工事区間の南ジャカルタ・ルバックブルスからブロックMを結び、この区間は高架鉄道となる。