中国の環境保護に156兆円以上必要 担当相が見通し

中国の環境保護に156兆円以上必要  担当相が見通し

中国の陳吉寧・環境保護相は3月7日、北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)に合わせて記者会見し、今後数年で環境保護分野に必要な闘志額が8兆~10兆元(約156兆~195兆円)に上るとの見通しを示した。また、環境汚染の取り締まり強化などの結果、2014年違法行為で摘発された事件が「過去10年の総数の2倍にあたる2080件に上った」と述べた。この内容は明らかにしなかったが、工場の汚染物質の違法な排出や廃棄が含まれているとみられる。

陳氏は、水質汚染など環境問題が専門の著名な学者で、習近平国家主席の母校の名門・清華大学学長から、全人代開幕直前の2月末に環境保護相に抜擢された。YOMOURI ONLINEが報じた。