第1四半期GDPは6.02% 個人消費減速で予想下回る
インドネシア中央統計局が5月6日発表した第1四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.02%増で、過去2年で最も小幅な増となった。前年同期比5.17%増にとどまった個人消費の減速や、同0.43%のマイナス成長となった鉱業分野の縮小が響いた。インドネシア中央銀行は第1四半期のGDP目標を6.2%としていた。
構成比は家計支出が55.64%、政府支出が6.81%、住宅や設備への投資である固定資本形成が32%など。地域別はジャワ57.79%、スマトラ23.99%、カリマンタン8.89%、マルク4.7%、ヌサトゥンガラ4.33%。第1四半期の名目GDPは2146兆4000億ルピア。第2四半期以降、政府は燃料補助金削減政策を実施する可能性があり、成長率の減速が懸念されている。