インドネシアで子供向けヒーロー番組を制作・放映

インドネシアで子供向けヒーロー番組を制作・放映
 伊藤忠商事と石森プロ(東京都渋谷区)はインドネシア民放最大手のRCTIと組み、子供向けアクションヒーロー番組をインドネシアで制作、放映する。番組名は「ビーマ・サトリア・ガルーダ」で、鳥をモチーフにした超人に変身する力を持つ主人公が秘密組織と対決する内容。5月から現地で撮影を開始。6月30日から毎週日曜日に30分番組として午前8時30分から、全26話放送(半年間)する。再放送は毎週土曜日午後3時から。放映開始に合わせ、変身グッズや人形など関連商品約30アイテムをバンダイと売り出す。3年後には玩具や菓子など関連商品で売上高50億円を見込む。
 原作は仮面ライダーシリーズでお馴染みの石森プロが手掛ける。登場人物はすべてインドネシア人で、キャスティングや撮影など番組制作はRCTIが担うが、アクションの演技指導や監督には日本人スタッフが入る。制作ノウハウを輸出して新しいクールジャパンビジネスの育成を目指す。
 主人公はオートバイの修理工場で働く。急増する中間層に親しみやすいように設定。演じるのは新人のクリスティアン・オクタヴィアヌス・ロホさん(27)。主人公の友人の妹役で、アイドルグループAKB48の姉妹ユニット、JKT48のステラ・コルネリアさん(19)が出演する。