ムスリム対象の「ハラル化粧品」開発 埼玉・産学官で
埼玉県が支援した「ハラール化粧品原材料等研究開発コンソーシアム」に参加した企業2社が、それぞれムスリム(イスラム教徒)向けの化粧品を開発し、3月18日、埼玉県庁(さいたま市浦和区)で上田清司知事に報告した。いずれも豚由来の原材料やアルコールを使わない基礎化粧品で今後、ムスリムの国内在住者や、海外から訪日するムスリムを対象に販売を目指す。
コンソーシアムは城西大学薬学部や化粧品製造業者、化粧品原材料事業者で構成し、埼玉県は2014年度に補助金300万円を交付。埼玉県内に工場を置く石田香粧(東京都台東区)とコスメサイエンス(東京都杉並区)は産学官連携で、今回それぞれ基礎化粧品を開発した。