森永製菓がインドネシア進出 14年から看板商品を本格販売
森永製菓は5月8日、インドネシアに進出すると発表した。現地菓子メーカー、キノセントラ・インダストリンド(ジャカルタ)の経営者2人と9月に合弁会社を設立し、森永ブランドでキャラメルやソフトキャンデーを販売する。2016年度にも年間売上高100億円を目指す。同社の東南アジア進出は初めてで、タイヤマレーシアなど全域で販売する。
合弁会社の資本金は14億円で、出資比率は森永が51%、キノセントラ側が49%。当面はジャカルタにあるキノセントラの工場で生産し、需要が増えれば森永が自社工場を建てる。14年から森永の「ミルクキャラメル」「ハイチュウ」といった看板商品を本格販売する。
森永はこれまで米国や中国で菓子を販売してきた。12年3月期の海外売上高は総売上高1471億円の数%にとどまっており、今回の東南アジア進出をテコに早期に10%以上に引き上げる。