インドネシアの第1四半期の国際収支は66億㌦の赤字
ロイターによると、インドネシア中央銀行は5月15日、第1四半期の国際収支が66億㌦の赤字だったと発表した。弱い世界需要と投資の低迷が響いた。第1四半期の経常収支は52億7000万㌦の赤字となり、国内総生産(GDP)比で2.4%となった。赤字幅は第4四半期の同3.5%からは縮小したが、前年同期の1.4%からは拡大した。
2012年の第4四半期は32億㌦の黒字だった。通年の黒字は1億6500万㌦から2億1500万㌦に改定された。
インドネシアは昨年、経常赤字と貿易赤字の双子の赤字を初めて記録。政府の補助金で価格が抑えられているガソリンなどの燃料の輸入が増加したのが主な要因だ。この赤字の拡大でルピアに下押し圧力がかかっている。