日本インドネシア協会会長の福田康夫元首相を団長とする同協会のインドネシア視察団は12月3日、中央ジャカルタの大統領宮殿でユドヨノ大統領と約50分間、会談した。その後、閣僚と相次いで会談し、今後の両国関係などについて意見交換した。
今回の視察団は、インドネシアで長年、事業展開する企業の幹部を中心とした構成で、随行員も含めると30人を超え過去最大規模。ユドヨノ大統領は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国と中国が対立し争う南シナ海問題などアジアでの安全保障関係で、日本が中国、韓国、インドなどと重要かつ戦略的な役割を果たすことに期待を示した。