カネカ マレーシア・パパン州に樹脂新工場
カネカは2017年初までに、120億円を投じてマレーシアパパン州の同社最大の生産拠点の敷地内に、機能性樹脂などを生産する新工場を建設する。建築資材向けでは耐久性の高い同社製の需要が東南アジアで急増していることに対応する。海外での生産体制を拡充することで、21年3月期にアジア地域の売上高を現在の約6倍の4000億円に引き上げる中期目標の実現につなげる。
生産するのは中高層ビルなどの外壁の補強に使う「変成シリコーン樹脂」で、生産能力は年間9000㌧。同樹脂はカネカが4割以上の世界シェアを持っており、新工場が加わることで世界全体の生産能力は約2割増えることになる。日本経済新聞が報じた。