東急百貨店 バンコク郊外に出店 日系で20年ぶり

東急百貨店   バンコク郊外に出店 日系で20年ぶり

東急百貨店は6月19日、タイ・バンコク郊外に出店した。同店は、東急とタイ・バンコクの有力企業MBKが双方の子会社の共同出資により合弁会社、PT.Retail社を設立。そのRetailが運営する「バンコク東急百貨店 パラダイスパーク店」だ。売り場面積は約1万1800平方㍍で、初年度の売上目標は約7億バーツ(約25億円)。日系百貨店として約20年ぶりの新規出店となる。
高島屋も2017年にバンコクの中心街から離れた立地への出店を計画している。1980~90年代前半にかけ、各社が競うように東南アジアに出店した日本の百貨店は、その大半が撤退を余儀なくされた。その後、現地大手の成長もあり都心部での競争は激しさを増しているが、今回は増加する新興中間層の需要の取り込みへ郊外から再挑戦する。日本経済新聞が報じた。