マルチ・スズキ 印でシェア5割に挑む 販売網2系列
スズキは7月23日、8月にインドで2つ目の販売系列(チャネル)を導入すると発表した。新系列「ネクサ」は高級車や上級車を販売する専売店だ。
インドでは経済成長に伴い、付加価値がより高い車を求める消費者が増えている。割安な小型車で市場を切り開いてきたマルチ・スズキだが、今回は自らの殻を破り、世界の主要国に成長したインドでシェア5割に挑む。ネクサは今夏にデリーやムンバイなどの都市で30店舗、2017年3月末には200店に増やす計画だ。
スズキのインド事業は今や経営を支える屋台骨となっている。14年度のインドでの四輪車販売台数は世界全体の4割(117万台)を超え、日本を40万台以上も上回っている。