中国製造業7月景況感下落 PMI50まで下落 内需低迷
中国国家統計局と中国物流購買連合会は8月1日、7月の景況感を製造業購買担当者指数(PMI)を50.0と発表した。6月の指数は50.2で、下落は半年ぶり。好不況の判断の節目である50まで下落したことで、政府はさらなる景気下支え策を迫られそうだ。上海市場の株価の乱高下もあり、中国経済の先行きに不透明感が増している。
企業規模別では、前月と比べ0.6㌽低い46.9となった小規模企業の悪化が目立つ。大企業、中規模企業も下落した。新規受注の動向を示す指数は49.9に低下し、50を割り込んだ。内需が弱く、貿易も振るわないためだ。
中国のPMIは3000社の企業を対象に長沙、集計したもの。