中国発世界同時株安止まらず 世界市場は底割れ

中国発世界同時株安止まらず  世界市場は底割れ

8月24日の世界金融市場は、中国の景気減速懸念に端を発した同時株安の流れが続き、前週末に続き大荒れの展開となった。
東京株式市場では日経平均株価の終値が前週末比895円15銭安の1万8540円68銭と、3月12日以来約5カ月半ぶりに終値で1万9000円を割り込んだ。下げ幅は2013年5月以来、約2年3カ月ぶりの大きさとなった。
ニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が急落し、一時1000㌦を超える下げ幅を記録。連鎖的な株価下落に歯止めがかからず、世界市場は底割れ状態となっている。
大荒れ株安の”震源地”は中国だ。経済が減速しているという懸念に加えて、市場が期待していた中国当局の株価下支えがほとんど行われていないことへの失望もあった。この結果、アジア、欧州の株価も軒並み値下がりした。
ちなみに、前営業日比で英国は2.71%、フランスは2.48%、ドイツは2.48%、ロシアは5%、シンガポールは4.29%、中国(上海総合)は8.49%、韓国は2.46%、日本は4.61%、オーストラリアは4.03%、米国は3.12%、ブラジルは1.99%それぞれ下落した。