三菱重工 ベトナム機械産業支える人材育成協力
三菱重工業は9月16日、ベトナムの教育訓練省(MOET)とベトナムの機械産業を支える人材の育成で協力していくことで合意し、覚書を締結したと発表した。首相官邸で、安倍晋三首相、訪日中のグエン・フー・チョン ベトナム共産党書記長の両首脳が見守る中、同社の大宮英明会長とグエン・グオック・クオン駐日ベトナム大使が覚書を交換した。
これにより、三菱重工業はMOETが推薦したベトナム人学生に対し、日本の大学への留学支援として奨学金を支給する。文系・理系の学生を対象都市としたもので、毎年5名、5年間で25名への支給を予定している。また、留学期間中はインターンシッププログラムを通じて、当社の先端技術を学習する機会を提供する。
同社はこれまでにもベトナムで、6年前からハノイ工科大学(HUST)で、5年前からベトナム電力大学(EPU)で原子力工学や航空工学の講座を設け、同国の将来を担う人材の育成に協力してきた。