三菱マがフリーポート操業停止受け、代替供給先確保に動く

三菱マがフリーポート操業停止受け、代替供給先確保に動く
 ロイターによると、インドネシアで三菱マテリアルが出資する銅精錬所、インドネシア・カパー・スメルティング(PTS)の三木眞社長は6月10日、米鉱山大手フリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールド(FCXN)がパプアで運営する鉱山の操業停止を受けて、代替供給先の確保に動いていることを明らかにした。同社長によると、同鉱山からの精鉱用銅の供給は全体の80%を占めていたという。
 フリーポートは5月14日、訓練用坑道で発生した落盤で作業員28人が死亡した事故により、翌日からパプア州で運営するグラスベルグ銅山の操業を停止している。インドネシア政府は、事故調査が完了するまで操業停止を求めており、事故調査は最長で3カ月かかる見通し。