JR貨物・豊通 タイで貨物鉄道 事業化調査で合意
日本貨物鉄道(JR貨物)と豊田通商はタイで鉄道貨物輸送事業参入する。国際幹線道路「南部経済回廊」と並走し、バンコクや港湾とカンボジア国境を結ぶ貨物線の運営を目指す。タイ国鉄と事業化調査の実施で合意した。
物流コスト削減や渋滞対策として鉄道輸送を売り込む。日本政府が資金調達などを支援し、官民一体で高速鉄道に続く鉄道インフラの輸出につなげる。タイ国鉄が持つ線路で事業化調査を始める。
計画されている貨物鉄道は、カンボジア国境から同国最大の港湾レムチャバン港とバンコクを結ぶ。総距離は約330㌔㍍。実現すれば線路沿いの工業団地で生産した部品を港から輸出したり、輸入した物資をバンコクに輸送したりできる。日本経済新聞が報じた。