農水省がベトナムで日本料理・BENTOセミナー
農林水産省は11月14日、ベトナム・ホーチミン市でで「日本料理・BENTOセミナー」を開催した。日本のファッションやライフスタイルなどを紹介するイベント「Feel Japan with Kilala 2015」の一環で、ベトナムで発行されている雑誌「Kilala(きらら)」の読者約100人が参加した。
セミナーは2部構成で、第1部では食育料理研究家の藤野真紀子氏が「五味・五色・五法」と呼ばれる和食の味付けや色合い、調理法に関する本格的な情報や弁当について講演した。弁当については歌舞伎の上演の合間(幕の内)に食べることから「幕の内弁当」という呼び名ができたことを紹介。
弁当は学校やピクニックなどに持っていくと説明。弁当の中身の腐敗を防ぐために、殺菌効果のある梅干しや紅ショウガ、酢、サンショウを入れたりすることを紹介した。
第2部では内科医師の渡邉美和子氏が医学的見地から和食と健康の関係について講演した。和食は一汁三菜 を基本としており、動物性タンパク質が少なく、バランスよく栄養を摂取できるが、カロリーは低いと説明。
日本人は魚や豆類、みそ、しょうゆといった発酵食品を好んで摂取するとしたうえで、「日本人の平均寿命が男性80.50歳、女性は86.83歳と世界一である背景には、健康的な食習慣がある」と述べた。NNAが報じた。