インドネシア ジャワ島高速鉄道で保証なし再度強調
インドネシア各紙によると、インドネシア政府はジャワ島高速鉄道プロジェクトについて、当初の方針通り政府保証なしで進める姿勢を改めて強調している。
運輸省鉄道課のヘルマント局長は1月29日、同プロジェクトを手掛けるインドネシア中国高速鉄道社(KCIC)から、事業への政府保証を求められたことを明らかにし、国家財政への負担を増やすことはしたくないとして、これを拒否する考えを示した。
KCICは中国開発銀行からの約55億米㌦(約6670億円)借り入れで事業資金を賄う計画だが、運輸省の建設認可などはまだ下りていない。KCICはインドネシアの国営企業4社と中国鉄路総公司をはじめとする中国のコンソーシアムによる合弁会社。
ジョコ・ウィドド大統領は1月29日、高速鉄道を含むインフラ整備事業の戦略的案件200件を定めた大統領令を発令、優先プロジェクトとして推進することを表明している。