中国は国際法違反、南シナ海巡り仲裁裁判所が判決

中国は国際法違反、南シナ海巡り仲裁裁判所が判決

オランダ・ハーグの仲裁裁判所は7月12日、南シナ海のほぼ全域に及ぶ管轄権を主張する中国の主張を「法的根拠がない」とし、全面的に退ける判決を下した。まさに中国側の完敗といえる結果となった。
中国政府は即座に受け入れ拒否を表明したが、習近平指導部には大きな痛手だ。領土や領海を巡る逆風は、習国家主席への党内批判を招きかねず、国内政治で指導部の足元を揺さぶる可能性を指摘する向きもある。