日立金属 中国のネオジム磁石の合弁設立手続き完了
日立金属(東京都港区)は9月2日、北京中科三環高技術股份有限公司(以下、中科三環)との中国におけるネオジム磁石の製造・販売事業を展開する合弁会社「日立金属三環磁材(南通)有限公司」の設立手続きを9月1日に完了したと発表した。
合弁新会社(所在地:中国江蘇省南通市)の資本金は4.5億元で、出資比率は日立金属51%、中科三環49%。年間生産能力は2,000㌧(当初は1,000㌧)。
今回の合弁会社設立により、自動車、産業機械、IT・家電分野などに高性能磁石を幅広く供給する日立金属は、中国におけるネオジム磁石事業の原材料調達から製造、販売までの体制を整備。グローバル市場における競争力を強化し、事業規模を拡大することが可能となる。
一方、中科三環は自身が持つ経営資源を合弁会社に提供することで、中国における磁石トップメーカーとしての基盤をより強固なものとすることができる。