MHPS 中国火力発電所の高性能排煙処理S運転開始

MHPS 中国火力発電所の高性能排煙処理S運転開始

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)が中国で設立した環境装置エンジニアリングの合弁会社「浙江菲達菱立高性能烟気浄化系統工程有限公司(FMH)」が、中国華電集団傘下の華電鄒県(すうけん)電力有限公司からFMH初号機として受注していた排煙処理システム改善工事が完成し、営業運転が開始された。同工事はFMHが初受注し、7カ月の短納期で完了したもの。
この工事は山東省にある華電鄒県発電所の出力100万KWの8号機を対象に、電気集塵装置、排煙脱硫装置などを改造・追設したもので、ボイラー排出ガスに含まれるSO2(二酸化硫黄)と煤塵を除去し、低濃度化する。
運転に先立ち、中国でこの基準となる168時間の連続試運転を無事終了。脱硫率98.8%まで高め、煙突入口煤塵濃度を従来の約5分の1にするなど厳しい規制値”近ゼロ値”を達成している。