シンガポールが煙害で観光業に最大47億円の損失の恐れ
インドネシア発の煙害でシンガポールの大気汚染が悪化、すでに観光業などに損失が出始めており、経済への影響を懸念する声があがっている。地元紙はマレーシアの調査会社、CIMBリサーチの見解として、今年のシンガポール観光業が最大6000万シンガポール(S)㌦(約46億9680万円)以上の損失を被る恐れがあると紹介している。シンガポールの観光業は昨年230億S㌦を稼ぎ出した同国の主要産業の一つだ。
また、地場大手銀行ユナイテッド・オーバーシーズ銀行は、観光業に加えて建設業など他の主要産業で作業中止などの影響が出れば、年間の成長率が0.3~0.5%程度減速する可能性があるとの見方を示している。