インドネシア警察が東南アジアで「最も腐敗している」
国際非政府組織(NGO)トランスペアレンシー・インターナショナル(本部ベルリン)が7月9日発表した2013年の世界107カ国を対象とした「世界汚職バロメーター」で、インドネシアの警察が東南アジアで最も腐敗しているとする、不名誉な指標をつけた。報告書によると、東南アジアでは警察が他の7公的機関に比べて最も腐敗しているとの評価だった。腐敗の程度を示す5段階指標で3.9の水準だが、インドネシアの警察は4.5をつけた。同じようにインドネシアの公的機関をみると、裁判所は4.4、議会は4.3と腐敗を示す指標が出た。
警察が「腐敗の影響を受けている」と答えたインドネシアの回答者は91%、議会は89%、政党は86%、裁判所は86%だった。また回答者の37%が何らかの贈賄をしたことがあると答えた。インドネシアでの調査は、対面形式で主要都市に住む1000人から回答を得た。