ジャカルタのオフィス賃料が14年に8割高 C&W予測

 米系不動産、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)によると、ジャカルタのA級オフィス(グレードA)の賃料が、2014年までの3年間で79.2%高騰する見通しだ。需給の逼迫が続くと判断しているためで、北京(77.4%)、マニラ(30.6%)などの上昇率を上回り、アジア太平洋の都市の中で最大の上げ幅になるとみている。
 13年の中央商業地区(CBD)のオフィス賃料は、平均で前年比15.0%高の1平方㍍当たり24万8000ルピア(約2,160円)と予想。CBD以外でも10.0%高の15万5000ルピアになると予測している。13年はCBDで34万平方㍍が新たに供給されるが、需要が36万平方㍍と上回るため、需給関係に変化はない。入居率は今年末の92.9%から93.8%に上がるとみている。