APEC会合 共同声明出せず 保護主義巡り隔たり

APEC会合 共同声明出せず 保護主義巡り隔たり

ベトナム・ハノイで開かれた21カ国・地域でつくるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の貿易相会合が5月21日、議長国ベトナムによる議長声明を採択して閉幕した。
「あらゆる形の保護主義に対抗する」と表明したが、各国で意見の隔たりがあり、各閣僚の共同声明にはできなかった。トランプ政権のもと、不公平な貿易慣行の是正が必要だと主張した米国の意見を反映させ、「貿易の恩恵を受けるために、各国の競争条件を平等にすることも必要だ」との文言が盛り込まれた。