バタンの石炭火力発電所の建設の遅れ 内閣府副大臣が懸念
ジャカルタを訪れた内閣府の西村康稔副大臣は7月15日、日系企業が出資する中部ジャワ州バタンの石炭火力発電所の建設事業が遅れていることに懸念を表明した。これに対し、インドネシアのハッタ・ラジャサ経済担当調整相は、建設用地のうち9割以上に相当する約200㌶の収容はすでに完了しており、残りも今年10月の完了目指す方針と伝えた。
バタン発電所の容量は200万㌔㍗(100万㌔㍗2基)で石炭火力発電所としてはアジア最大級だ。同発電所の建設事業には電源開発(Jパワー)や伊藤忠商事らが参画。当初は昨年10月の着工、2016年の完工を予定していたが、地元住人の反発などで遅れているとされる。