インドネシア・マカッサルだより④断食とレバラン休暇

インドネシア・マカッサルだより④断食とレバラン休暇
南スラウェシ州マカッサル市在住の竹内ロビーさんから「マカッサルだより」が届きました。

今年の断食入りは人によりまちまち
 今年もプアサ(断食)が始まりました。この断食入りが7月9日からか10日からかを巡って7日ぐらいから連日、テレビのニュースで取り上げられ話題になっていました。政府(宗教省)はインドネシア全土5カ所(アチェ、バンドン、マラン、マカッサル、ジャヤプラ)に観測所を設置し、観測していました。というのは、水平線上に太陽が沈んだ(日没)時に月の位置を観測し、5度以下になったら翌日から断食入りするそうです。
 しかし、今回は5カ所全地域で天候が悪く、発表がなかなか出ませんでした。結局、政府(宗教省)の公式発表は10日でしたが、イスラム団体モハマディアは9日としたため、断食に入る人がまちまちになったようです。

レバラン休暇は8月8・9日~の長期に
 そこで、レバラン(断食明け大祭)がどうなるのだろうと気になって、カレンダーでチェックしてみました。すると、8月8日と9日が赤色になっていました。なるほど、こんな事情は十分、想定済みだったんですね
 今年はレバラン前後2週間と8月17日の独立記念日後1週間が休みとなるため、官庁、学校も休みます。したがって長期にわたって休日となります。この間、とくにジャカルタは人が少なくなりますね。ちょうど、日本のお盆休みと同じようですね。もちろん、こちらの休みは、日本の旧盆の休暇と比較すれば圧倒的に長いですが…。

帰省・旅行客多く、空港はもうごった返す
 インドネシアでは経済が好調なため収入が増えており、この時期に里帰りや旅行する人が多いんです。そして航空券が少し高くても利用者は増えており、すでに売り切れになっている日も少なくないようです。現にマカッサルでも空港は、もう今からごった返しています。