上限は9500万ルピア 優遇税制「LCGC」の条件定まる
インドネシア工業省はこのほど、低価格で燃費効率の良い小型車「ローコスト・アンド・グリーンカー(LCGC)」に税制優遇を付与するための条件を定めた工業相令を発令した。
7月5日付で施行された省エネ、低価格の四輪車の生産振興に関する同相令「2013年第33号」によると、ガソリンエンジン車の場合、排気量980~1200cc、ディーゼルエンジン車の場合、排気量1500cc以下、燃費が1㍑当たり20㌔㍍以上とする。また、インドネシアに関連した専用ブランド、同ロゴの使用などを義務付けている。自動車税や登録料などを除いた車両販売価格の上限は9500万ルピア(約95万円)とし、オートマチック車の場合は最大15%、エアバッグやABS(アンチロック・ブレーキ・システム)など安全装置の搭載車は10%までそれぞれ価格に上乗せすることを認めている。これにより、優遇税制「LCGC」の条件はほぼ固まり、今後1~2カ月中の実施のゴーサインを待つのみとなった。