ルピアが約4年ぶり安値 1米㌦=1万100ルピアの気配値
7月19日のアジア通貨市場では、インドネシア・ルピアが気配値で1米ドル=1万100ルピアと2009年9月以来、約4年ぶりの安値を付け、アジア新興国通貨の下げを主導した形となった。現地企業や外資系のドル買いが背景。ただ、最近の新興国の通貨安に共通していえることは、米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言で、FRBが年内に金融緩和の縮小を開始するとの観測を受けて、アジアから資金が流出する可能性があるとの見方が出ているためだ。