シドアルジョの「泥噴出の原因」巡り独・英研究者が論戦
2006年に起こった東ジャワ州シドアルジョ県の天然ガス試掘工場で発生した「泥噴出事故の原因」を巡り、いまドイツおよびイギリスの研究者らの間で論戦となっている。ドイツのボン大学のステファン・ミラー教授らの研究チームは、7月21日付英科学誌で、事故の2日前に発生した約250㌔西方を震源とする中部ジャワ地震の影響とする研究成果を発表した。これに対し、英国の研究者リチャード・デービス氏は採掘井戸内の圧力が高まっていたにもかかわらず、適切な処理をせずに採掘ドリルを引き抜いたことが原因で、事故は人為的なものだったと反論している。