スズキが14年メドにインドネシアに1000億円投じ新工場
スズキは2014年をメドにインドネシアに乗用車工場を新設する。投資額は約1000億円。低燃費対応の最新エンジンから車体まで一貫生産し東南アジア各地に供給する。投資額1000億円のうちエンジンなどに400億円、乗用車工場に600億円を充てる。同社の主力軽自動車「ワゴンR」に排気量1000ccエンジンを搭載し生産する。同社のインドネシアにおける年産能力は現在約15万台。新工場稼働で年20万台まで高まり、拡張も検討する。
同社はアジアではとくにインドに強く、シェア4割を握る首位で年間117万台を生産する。同社の世界生産(12年度実績で288万台)に占めるアジア比率は5割強で、インドネシアでの増産により6割を超える。日本の自動車メーカーのアジア地域の比率は平均3割程度。これにより、同社はアジア戦略で優位に立つのが狙い。