バタン県の石炭火力発電所建設予定地で住民とまた衝突
インドネシア中部ジャワ州で日本の電源開発(Jパワー)、伊藤忠商事などの企業連合が官民一体となって推進している石炭火力発電所の計画予定地で7月30日、反対派住民が警官隊や軍などと衝突した。住民側は15人が負傷したとしているが、警察は武力行使を否定している。
衝突はバタン県カラングヌンムラで発生した。同発電所の事業会社「ビマセナ・パワー・インドネシア」が掘削作業を行っていた現場に、住民約500人が集まり、作業の中止を要求。警官など約150人ともみ合いになった。その結果、複数の住民が蹴られたり、棒で殴られたりして少なくとも15人が負傷したという。