8万8000人の警官増員などレバラン休暇に備え安全対策
インドネシア政府はレバラン(断食明け大祭)前後の渋滞に備え、警察官増員で警備を強化するほか主要道路にけが人に応急処置を施す簡易保健所を設置するなど安全対策の準備を進めている。広報担当によると、レバラン休暇を利用した今年の帰省客は国内で1739万人、ジャカルタ特別州だけでも970万~1100万人に上ると見込まれている。
そこで国家警察は8月3~18日、警察官8万8000人を、帰省客の多くが利用する南スマトラ、ジャワ島、バリ島など国内の主要道路に配置し、警備を強化する。また、これら主要道路には保健省が約3200カ所に簡易保健所を設置する。
例年この時期には、ジャワ島やスマトラ島の主要道路で深刻な渋滞や事故が発生している。昨年はレバラン前後に5233件の事故が報告され、うち死亡事故は908件だった。