カネカが三菱商事とインドネシアで製・菓子パン合弁

カネカが三菱商事とインドネシアで製・菓子パン合弁
 加工油脂製品のカネカ(大阪市)は8月6日、三菱商事と合弁でインドネシアに、製パンや菓子パンに詰めるチョコやクリームなど加工油脂製品を製造販売する会社を10月に設立すると発表した。新会社は「カネカ・フーズ・インドネシア」で資本金は500億ルピア(約5億円)。両社が折半出資する。工場はジャカルタ近郊のカラワン県で12月から生産を開始し、生産能力は年産1800㌧。現地の嗜好を市場調査したうえで菓子パン用のクリームに加え、卵やツナなど総菜向けの具財ペーストの販売も検討している。
 インドネシアのベーカリー市場は約2000億円で、販売の主流となる量販店やスーパーの出店が年率15%増で伸びており、商機があると判断した。