ゴロンタロ州の空港で着陸した旅客機に牛が衝突する事故
インドネシアのスラウェシ島、ゴロンタロ州のジャラルディン空港で8月6日夜、着陸した旅客機が牛にぶつかり、滑走路をオーバーランする事故が発生した。空港当局によると、ジャカルタ発の同便に搭乗していた乗客110人に大きなけがはなかった。事故は、格安航空会社ライオン航空のボーイング737-300型機がジャラルディン空港に着陸した際、滑走路に迷い込んでいた牛3頭のうち1頭に衝突し、発生したという。この牛は旅客機の車輪に巻き込まれたとみられ、パイロットは国営アンタラ通信に、肉が焦げるようなにおいがした-と語っている。
オーバーランした旅客機は尾部だけを滑走路に残した状態で、草地に突っ込んで停止したが、機体に大きな損傷はなかった。ただ、この事故で空港が閉鎖されたことから、レバラン(断食明け大祭)休暇を利用して帰省する人たちの足には影響が出た。