来年の選挙結果は今後の経済展望に大きく影響 モルガン
米金融大手モルガン・スタンレーは7月30日付のレポートで、インドネシアにおける来年の総選挙・大統領選挙結果が、これまでの選挙以上に同国の今後の経済の行方に大きな影響を与えるとの見方を示した。これは、中国の景気減速や資源価格の下落を背景に、インドネシア経済の成長や安定が損なわれる懸念が高まり、従来以上に”舵取り”が難しくなっているためだ。それだけに、来年以降はこれまで以上に適切な改革を実施する必要があると指摘している。
この点、モルガン・スタンレーは、インドネシアの有権者は改革志向の候補者を支持する傾向があると分析しながらも、必要な改革を実施する見込みのある大統領候補については明確にはしていない。インドネシアの総選挙は2014年4月、大統領選挙は同7月に行われる予定。