日本の漫画を海外でリメーク インドネシアで「ドラゴン桜」
日本でヒットした漫画をインドネシアでリメークするプロジェクトが始まった。講談社の「週刊モーニング」が連載した「ドラゴン桜」を現地の漫画家がインドネシアを舞台に書き換える。日本の作画技術などを教え、現地で漫画家を育てる。日本の新たなコンテンツビジネスの取り組みとして注目を集めそうだ。
このプロジェクトを推進するため書籍などの版権ビジネスを手掛けるTGライツスタジオ(東京都渋谷区)とインドネシアのメディア大手コンパス・グラメディアグループが提携した。講談社のほか、ドラゴン桜の著者、三田紀房氏、同氏のエージェント会社のコルク(東京都渋谷区)も協力する。
ドラゴン桜は個性豊かな教師たちが、”落ちこぼれ”といわれた高校生を東京大学に入学させようとするストーリーで、阿部寛、長谷川京子、山下智久、長澤まさみらのキャスティングでテレビドラマ化され、好評を博した。現地版では東京大学をインドネシア大学にするなど現地の受験事情に合わせる。