播州電装 インドネシアで二輪車用部品の生産体制強化

播州電装 インドネシアで二輪車用部品の生産体制強化
 播州電装(兵庫県加古川市)はインドネシアで二輪車用部品の生産体制を強化する。ワイヤーハーネスの生産を3割増強するほか、ゴム製品の増産も計画する。総投資額は約2億5000万円。現地で二輪車メーカー各社が増産を進める中、部品の需要増に対応する。
 同社が70%を出資する現地法人バンシュー・エレクトリック・インドネシア(BEI)が、西ジャワ州のプルワカルタ工場を増強する。建屋面積を3000平方㍍拡張し1万5000平方㍍とする。従業員数は現在の3500人から1割増やす。2013年12月期の売上高は前期比3割増の51億円を見込む。製品はすべてインドネシア国内向けに供給する。昨年の生産本数は1221万本だった。今年上半期(1~6月)は689万本で、通年で1377万本に拡大する見込み。インドネシアの二輪車用ワイヤーハーネス市場では現在4割のシェアを占めているが、今年末に45%を目指す。
 自動車、二輪車用ゴム製品を製造するバンシュー・ラバー・インドネシアも来年、約2500万円を投じゴム成型機6台を増設する。これにより、ゴム製品群の生産能力を15%引き上げる計画だ。