在外インドネシア人の知見結集を 3000人が参加し会議

在外インドネシア人の知見結集を 3000人が参加し会議
 世界各地に散らばるインドネシア人の知見を結集し、国家の発展に役立てようと、ジャカルタで8月18日から20日まで第2回在外インドネシア人会議(KPI)が開かれている。国内外のインドネシア人の交流拡大を目指す団体、インドネシア・ディアスポラ・ネットワーク(IDN)と外務省が企画したもの。
 世界各地で活躍する在外インドネシア人や政府関係者、元留学経験者ら約3000人が参加。中央ジャカルタ・スナヤンのジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)の会場では連日、教育や在外インドネシア人労働者、エネルギー・移民・国籍など在外インドネシア人に関連した11のテーマで分科会が開かれ、熱い討議が繰り広げられた。
 19日にはユドヨノ大統領が来場し、開会を宣言。IDNの各国支部の代表のほか、マリ・パンゲストゥ観光創造経済相など閣僚や各国のインドネシア大使、実業家らもパネリストとして多数出席した。会期中には海外でのインドネシア文化紹介や在外インドネシア人起業家の役割など、9つのテーマに関する公開討論会も開催された。
 IDNは昨年7月、米ロサンゼルスでの第1回KDIで設立を決定。現在は米国や豪州、マレーシアなど世界26カ国に支部がある。