外国人労働者に「パンチャシラ」理解求める 労働移住省

外国人労働者に「パンチャシラ」理解求める 労働移住省
 インドネシア労働移住省は8月28日、外国人労働者に対し、国是「パンチャシラ」(国家5原則)に基づくインドネシア国内の規則や規範を理解してほしいと呼びかけた。これは、インドネシア労働者との労使関係を円滑にするためだ。同省の労使関係促進・社会保障総局長は「投資家や外国人労働者は、インドネシア人労働者との適切な意思疎通を図るため、パンチャシラを理解する必要がある」と発言。唯一神への信仰や人道主義、民主主義などを定めたパンチャシラの理解促進が円滑な労使関係につながるとの見方を示している。
 同省はこれまで、外国人労働者が集中し過去に労使間の対立事例も報告された西ジャワ州チカランやボゴールなどでアジアや欧州出身労働者を対象に、インドネシア人労働者との労使関係に関する短期講座を開き、理解を求めてきている。