株価上昇も利上げ効果は疑問 為替は中銀の介入で維持
インドネシア証券取引所(IDX)の総合株価指数は8月29日、終値が前日比1.92%高の4103.593で、13カ月ぶりに4000の大台を割り込んだ27日から2日連続の上昇となった。また、ルピアの為替相場は銀行間の実勢取引レートで1ドル=1万1200~1万5000ルピアと安値で推移している。
株価はアジア各国の動きと同様、投機筋の思惑という外的要因で反発したに過ぎない。また、ルピアについてもインドネシア中央銀行の介入に支えられており、中銀が介入を弱めればルピア安が進むという構図に変わりはないとの分析が支配的だ。