三井化学 シンガポールで来春からα―メチルスチレン生産
三井化学(本社:東京都港区)は、シンガポールの子会社Mitsui Phenols Singapore Pte.Ltd.(本社:シンガポール)で、α―メチルスチレンを生産すると発表した。工場はシンガポール・ジュロン島内で、生産能力は年間2万㌧。2020年5月にプラント完工予定。
α―メチルスチレンは、フェノールを生産する際に副生する芳香族化合物で、精製することにより樹脂や添加剤などの原料に使用される。需要は堅調に伸びており、とくにABS樹脂などの高機能化ニーズに対応する用途が拡大している。