東大など肥満を制御する酵素発見 抗肥満薬に期待
東京大学などの研究チームは2月13日、肥満を制御する酵素を発見したと発表した。チームは脂肪細胞で特異的にプロスタグランジンD2(PGD2)をつくることができないマウスに高脂肪食を与え肥満に対する影響を調べたところ、正常なマウスと比べて体重増加が20%以上減少した。
また、PGD2を脂肪細胞でつくることができないマウスでは、高脂肪食を与えた時に正常なマウスでみられるインスリン感受性が改善された。この研究成果はPGD2の働きを制御することによる、新たな抗肥満役の開発につながることが期待される。
この研究は2月13日付の英国科学誌「サイエンティフィック リポーツ」」電子版に掲載された。