東日本大震災8年 全国で今も5万人以上が避難生活
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故から3月11日で8年。被災地では遅まきながら住宅の再建が進む一方で、いぜんとして全国で5万人以上が避難生活を余儀なくされている。
本来仮住まいだったはずの、長引く転居先での暮らしの中でようやく少し落ち着きを取り戻し、もはや戻ることを望まない人も少なくない。こうした事情も加わって、被災地の人口減少や高齢者の孤立化など新たな課題も出ている。
警察庁のまとめによると、3月8日現在で死亡が確認された人は合わせて1万5,897人、行方不明者は合わせて2,533人となっている。
復興庁によると、長引く避難生活による体調の悪化などで亡くなった「震災関連死」と認定された人は2018年9月末までに3,701人で、震災による犠牲者は「震災関連死」を含めて、少なくともこれらを合わせて2万2,131人となっている。