富士通 シンガポールMPAとAIで船舶の衝突リスク予測技術を検証

富士通 シンガポールMPAとAIで船舶の衝突リスク予測技術を検証

富士通はこのほど、シンガポール海峡の海上交通リスクを分析する実証実験を通じて、船舶同士のニアミスを予測するAIを活用した船舶の衝突リスク予測技術の有効性を検証したと発表した。同社は2020年までに、この技術を取り入れた海上交通管制や運航船舶向けのサービス提供を目指す。
この技術は、シンガポール海事港湾庁(以下、MPA)の協力のもと、富士通研究所が開発したAI技術「FUJITSU Human AI Zinrai」を用いて、船舶衝突リスクの検知と、衝突リスクの集中する動的リスクホットスポットを予測することができる。今回の検証により、同社の技術が航行の安全につながることが確認できたとしている。