7兆円の事業協力で合意 中国「一帯一路」国際会議閉幕
中国の習近平国家主席は4月27日、同国が掲げる巨大経済圏構想「一帯一路」をテーマとした国際会議閉幕後の記者会見で、会議期間中に企業関係者らが総額640億ドル(約7兆1,000億円)余の事業協力に合意したと明らかにした。
一帯一路を巡っては、中国からの投資を受けた国が重い債務負担に苦しむ”債務のわな”に陥るとの批判が国際的に強まっている。今回の会議においても、そうした懸念の払拭に努め、投資対象国の返済能力に配慮する立場を明確にした共同声明を採択している。