衛星有料テレビ放送「ビッグTV」のサービス開始
NNA.ASIAによると、衛星放送運営会社インドネシア・メディア・テレフィン(IMTV)は9月9日、衛星有料テレビ放送「ビックTV」のサービスを開始した。インドネシアの全土をカバーし、3年間で150万世帯の利用者獲得を目指す。来年初めにはスカパーJSATのテレビ番組の放送を開始する予定。三井物産はIMTVに5%を出資している。
昨年スカパーJSATが打ち上げた衛星「リッポー・スター1」を活用する。インドネシアでの利用に特化した衛星としては、同国で唯一「KUバンド」を使用しており、課程用の小型パラボラアンテナでも強い電波を受信できるのが特徴。標準画質テレビ放送で132チャンネル、ハイビジョン放送で16チャンネルを提供。月額利用料金はチャンネル数に応じて15万~45万ルピア(約1300~4000円)で、受信料は月額2万ルピアでリースする。
三井物産は4月、リッポーグループのIMTVに5%を出資。JSATからリッポーへの回線使用権の貸与を仲介し、15年間の契約を締結している。