商船三井(本社:東京都港区)は6月24日、香港で計画されている洋上LNG受入基地向けにFSRU(浮体式LNG貯蔵再ガス化設備)1隻の長期傭船契約および洋上の固定桟橋の長期保守操業契約を締結したと発表した。2017年に韓国の大宇造船海洋で竣工した世界最大のFSRU「MOL FSRU Challenger」を投入する。 このプロジェクトは、香港政庁が大気汚染を含む環境改善を目的に、発電燃料の約半分を天然ガス化する政策の実現に向けて計画する香港初のLNG受入プロジェクト。洋上LNG受入基地は2021年操業開始(予定)に向け、香港南海上(ソコ群島東方)に建設され、新界地区にあるブラックポイント火力発電所およびラマ島のラマ火力発電所の2カ所に天然ガスを供給する。