ディー・エフHDがスマトラ島北西部の2鉱区を共同開発

ディー・エフHDがスマトラ島北西部の2鉱区を共同開発
 ディー・エフ・ホールディングス(東京都千代田区)は9月13日、インドネシアのプトラ・バトゥマンディ・ペトロリウムと共同で、スマトラ島の北西部の石油・天然ガス鉱区を開発し、早ければ来年1月にも生産を開始すると発表した。最初の4年で百数十億円の売上高を見込む。
 これに先立ち両社は8月23日、プトラが権益を100%保有するスマトラ島北西部に位置するバトゥマンディ、プリの2鉱区を20年間にわたり共同開発することで資本業務提携に合意している。契約は4年ごとに延長する。ディー・エフは近くプトラを引受先とする第三者割当増資で31万米㌦(約3080万円)分の株式を発行。増資後の資本金を4250万円、出資比率をディー・エフが64%、プトラが36%とする。
 鉱区はすでに試掘を終えている。バトゥマンディ鉱区は原油の推定埋蔵量が2800万バレルで、全量を国営石油プルタミナに販売する。プリ鉱区からは天然ガスの生産が見込め、うち一部を日本向けとする。
 ディー・エフは2009年設立。従業員数は約10人。エネルギー・資源開発、コンサルティング、海外現地調査を主業務としている。