バイオベンチャー企業、ちとせグループは8月20日、三菱商事とマレーシアのサラワク生物多様性センター(以下、SBC)が共同でマレーシア・サラワク州に設立した、世界最大級の藻類培養設備(1,000㎡)の設計・監修を行ったと発表した。同設備は8月27日に行われる三菱商事とSBC共催の開所式で公開される。また、開所式では現地のエビ養殖企業、SBC、三菱商事、ちとせグループの4社でMOUの締結式も行う。 同設備は一年を通じて気温が安定しており、日射量も豊富という熱帯環境の利点を存分に活かせる3次元構造で、大規模化が容易な構造になっている。2018年11月に竣工、現在に至るまで継続的な培養試験を行い、商業化のめどを立てたことで、培養した藻類をエビ養殖・孵化場へ提供し、飼料や水質調整剤としての活用も開始している。